ジャズやクラシック、ロックなどの音楽の全盛期は1940年〜1960年代にあります。前半はモノラルレコードで後半はステレオレコードで残されています。しかし、1970年代以降は商業主義が強くなり、全メーカーの製品が音質の良いモノラルを捨て、広がりや立体感が出しやすいステレオ中心の拡売に終始したのです。モノラルカートリッジをなおざりにした事が、モノラルレコードは音が悪いというイメージを産み出しているのです。1945年〜1960年に非常に音の良いモノラルレコードが沢山録音されています。日本国内では生産された事のなかった本物のモノラル専用カートリッジで再生することにより、この時代の素晴らしい演奏をステレオレコードやCD以上の音質で聴くことができ、もっと幅広い感動的な音楽やオーディオライフを楽しむ事ができます。

・針先が上下に動く必要が無いので上下には動かないか、又は動きづらい。
・モノラル専用とはステレオ盤をかけることはできない意味で、ステレオには使用できないことを明記してある。
・モノラル盤をステレオカートリッジでかけた音と比較して、音質の差が大きく違い、全く違うカートリッジであることが分かる。
・モノラル専用と書いてあっても、詳しい人から聞いても、ステレオレコードがかけられる場合はここで言うモノラル専用ではない。

オールドは今までのカートリッジの中でモノラル盤を最適に再生するための構造を選び作られています。この構造は1949年に・・・氏によって考案されたものです。その後オルトフォン社によって製品化されていますが、EMTも同じ構造を使用しています。この2社の製品がプロ用として世界に選ばれてきました。その他にこの特許を逃れる為に考案されたデッカのバリレラやフェアーチャイルドのカートリッジも有名です。プロ用に設計されたカートリッジは重量級で重く一般的ではありません。オールドは軽量にすることでほとんどのプレーヤーで使用できるように設計し、また音質を維持しながら安く販売出来るように努力しています。モノラルレコードは上下の振幅が無いので針圧は大きくてもレコードが傷む事はありません。高出力タイプはMMタイプと同様に昇圧トランス無しで使用する事が出来ます。

モノラルレコードの再生を更に良い音で聴けるようにするために、今までの世界で一流品として認められてきた・・・氏の特許を更に進化させ、縦軸方式を縦軸集中方式に変えることで、ゴムダンパーのねじれやコイルの上下運動を全くなくし、歪みを1/4に押さえると同時にトレース能力を上げることに成功しました。当店の特許です。多くの方から絶賛のお言葉を頂いております。