ステレオカートリッジの良し悪しの見分け方は、モノラル専用カートリッジと比較する事で分かります！

・ステレオレコードとモノラルレコードは同じもの？
ステレオレコードは、録音された音を右と左に分けてレコードに刻まれていますが、一つの音にミックスして右と左に同じ音でレコードに刻む事でモノラルレコードになります。要するに、モノラルレコードは左右に同じ音を入れたステレオレコードです。

モノラル専用カートリッジはステレオに比べて構造が単純である為に、カートリッジの完成度は非常に高いのですが、これまでのステレオカートリッジは構造が複雑である為に、完成度はまだ低いのです。

そこで、ステレオカートリッジの完成度は、モノラル専用カートリッジと比較する事で判断が出来ます。

ステレオカートリッジの良し悪しの判断は、そのステレオカートリッジでモノラルレコードをかけた時と、モノラル専用カートリッジでモノラルレコードをかけた時を比較するとよく分かります。

テスト方法

ステレオカートリッジでモノラルレコードをかけて、モノラル専用カートリッジでかけた音と比較してみる。近い音が出せれば優良品で、かなり大きな差があれば良品ではない。

・理由
モノラルレコードの音は中央に定位しますが、中央に定位するステレオレコードをかけた時の音とほぼ同じです。左右に同じ信号で刻まれている音ということになります。要するに中央の音が良ければ左右の音が良いということです。

・理論
モノラルレコードをモノラル専用カートリッジで鳴らした時、素晴らしい音に気付きます。
モノラルレコードにはこんな良い音が入っていたのかが分かるのです。
しかし、同じレコードをステレオカートリッジでかけると、モノラル専用カートリッジほどの音は出ない。
ステレオカートリッジが優秀ならば近い音が出せると思いませんか？
モノラル専用カートリッジを使用する事でモノラルレコードに刻まれた音を確認し、ステレオカートリッジをテストする方法は私のカートリッジ作りの原点です。

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