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純三極管シングルアンプNON−NFBの音が一番良い |
スピーカーを一番良い音で鳴らすには真空管アンプ、中でも純三極管シングルが良いと言ってこの業界を去られた多くの技術者を知っています。また、『シングルアンプに始まってシングルアンプに戻る』という語源も彼らによって語られ始めた言葉です。この言葉は私が経験した事と全く同じでした。私がアンプ作りに興味を持ったのは、中学時代のことでした。その頃は自由になるお金が殆んどなく僅かな小遣い銭で作ったのは小さな球のシングルアンプです。音が出たことに大喜びしたものです。それから数年後、大きなアンプ(大出力のプッシュプルアンプ)が作りたくなったのです。そしてその大出力のアンプの設計をする時に気が付きました。簡単に言えばAB級プッシュプルアンプというものは、出力を大きくするために2つの真空管を歪んだ形で合成させ、NFB(負帰還、補正回路)をかけて補正するのです。その頃から何か不可解な気がしていました。しかし作り上げてみると違和感はなく大出力で気持ちの良い音でなってくれたものです。しかし長く使用しているうちに、昔作った安物のシングルアンプの音に何か良いところがある様な気がして、久しぶりにスピーカーに繋いでみてびっくりしたのです。その音には音楽の面白さがあります。小ぶりながら何か新鮮な音を持っていたのです。そして気になっていたことを思い出し、AB級動作のプッシュプルアンプからNFBを少量にしたり、無くしたりしてみました。すると、音が歪んでいてもNFBが無い方が躍動感まで表現されるのです。しかし、シングルアンプの開放的で素直な音にはなりません。そして、すぐに決心したのがダルマ型の直熱三極管(純三極管)を使ったNON−NFBシングルアンプだったのです その後のトランジスターやFETにも多くの種類の物が販売されましたが、アンプを作るためには良い素子ではないと思いました。一般に販売されているアンプはAB級動作の大出力トランジスターアンプや真空管プッシュプルアンプが殆んどです。それらには多くのNFBや補正回路が施され測定器は満足させても音楽を聴く人を十分に満足させる事は出来ないと思っています。真空管シングルアンプは余りにも出力が少ない為に、音が良くてもカタログに載せるには格好がつきません。直接販売店から話を聞かれ、シングルアンプの良さを教えられた方は運が良いと思います。良い真空管シングルアンプを作るには良質で裸特性の良い真空管が必要になり、NON-NFBの場合は使用するトランスもある程度高価なものでないと周波数特性に大きな影響があります。また、シングルアンプは非常にシンプルです。簡単にも作れますが、回路がシンプル故に良い物を作ることは非常に難しくなります。 多くのアンプを作ってきて痛切に感じたことは、一度、歪ませた物をNFBや補正回路を利用して元に戻しても良い音にはならないこと。裸特性の悪い素子を利用して作るアンプからは良い音は出ないこと。同じ予算で作るなら理論的に小出力の方が音質的に有利になることです。 家庭用のアンプとしては隣近所に迷惑をかけない音量として、能率の高いスピーカーと組み合わせるなら3Wもあればよく、能率が低い場合でも8Wあれば良いと思います。一度、純三極管のシングルアンプを選んでみて下さい。純三極管アンプは小出力でもパワフルです。そしてスピーカーの周波数帯域を広げてくれます。良いスピーカーはEDISONの409システムのように高能率で周波数特性は程々にあれば良いと思います。軽くて力強く、スピード感があり、細かいニュアンスまで表現できる音質になります。 |
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